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配線ダクトに使われる材質

配線ダクトに使われる材質には、金属と樹脂の2種類があります。

金属は硬く、しっかりと保護することができるメリットがあります。また、電磁波の影響を低減する効果も期待できます。配線ダクトに使われる樹脂の材質には、いろいろなものがありますが、塩化ビニールが最も一般的です。塩化ビニールは加工しやすく安価で製造可能ですが、強度が低いため構造に工夫が必要です。

弾力性があるので衝撃があってもある程度なら元に戻ります。色はグレイや白が最も多く、アイボリーなどインテリアに合わせたものも販売されています。暗い色ではブラウンやブラックなども選ぶことが可能です。形状は似ているため共用可能な場合もありますが、メーカーによって多少色の違いがあるため、組み合わせに注意が必要です。配線ダクトの材質で最も注意が必要なのが、難燃性の確認です。難燃性とは収納しているケーブルが発火した時でも、炎を他にうつらせない能力と言えます。

つまりダクト内に閉じ込めて火災を防ぎます。この特徴はUL規格と言うものでグレード分けされていますが、UL94-V0であれば安心して使用が可能です。UL94は規格の番号で、難燃性などを評価している試験が規定されている番号です。V0はその中でも炎が燃え続かないことを示す程度です。完全に炎が出ないわけではありませんが、延焼しない範囲での消化が可能です。このように配線ダクトの素材を選ぶときには、安全性も注意した方が良いでしょう。

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