メガソーラーパネルの設置に用いる結束バンドとは

結束バンドは以前までは電気工事部品として用いられてきたものでしたが、昨今では幅広い分野でも使用されるようになった万能アイテムです。

この結束バンドには「トラッキング」と呼ばれる凹凸がバンドの裏面に取り付けられており、一度バンドを締めると緩むことが無いという特徴があります。そのため、電線ケーブルの固定や足場の設置の際にしっかりと物を固定するのに役立つものです。メガソーラーと呼ばれる大型太陽光パネルの設置の際も、結束バンドを使って土台にしっかりと固定されています。

一般的な製品はポリ塩化ビニール製で耐年数が限られており劣化しやすいものですが、メガソーラーパネル専用のバンドにはナイロン製の糸が含まれるため非常に強度があって劣化しにくいものが用いられています。メガソーラーが設置される場所は都心部ではなく、沿岸部などの潮風にさらされる場所になりますが、この時はバンドがむき出しになっていると塩害の影響を受ける恐れがあるので樹脂製の保護カバーを取り付けるのが一般的です。

メガソーラーパネル用に開発された結束バンドは10種類にもなりますが、従来までのポリ塩化ビニール製からナイロンの糸が含まれたもの・ステンレス製のものまでさまざまです。そのどれにも当てはまることが、一度締めると緩むことがないということです。常に屋外に設置されている大きな設備なので、強風で飛ばされることが無いように考えた結果、結束バンドに改良を加えたアイテムを用いているといえます。