沿岸に使う結束バンドの注意

工具を必要とせずに気軽にものをまとめられる結束バンドはとても便利です。

素材が金造でないことから、サビが発生することもありません。だから金属では体色が心配なところでも、安心して使うことができると思ってしまいます。でも実際には注意が必要な場所もあります。中でも沿岸は結束バンドにとって過酷な環境と言えます。それは塩害による劣化の加速です。沿岸部は海からの潮風の影響を強く受ける場所です。そのため金属も耐食性の高いものを使ったり、塗装などを行うことで対策をしています。

樹脂にも塩に弱い素材があり、沿岸部での使用に注意をしなければいけないことがあります。結束バンドを選ぶ時に耐候性の高いものを選ばないと、劣化が早く進み突然破断する恐れがあります。金属では酸化するとサビになって目視で確認できますが樹脂の場合、見た目の変化は小さいためなかなか見分ける子tが難しいのが現実です。塩害を受けた樹脂は白色化し、見た目の光沢が失われます。

変化が起きる前と比べればある程度判断はつきますが、どの程度進行しているかの判断は、分析をしてみなければわかりません。だから壊れる時になって初めて劣化が確認されることになります。沿岸部で使用する時には、耐候性が高い素材を使用した結束バンドを選びましょう。素材によっては色が選べないこともありますが、しっかりと結束を維持するためには、必要なことです。見た目よりも安全性を重視して素材を選ぶことが重要です。