パソコンやDVDレコーダーなど、インターネット回線に接続するためには必ずlanケーブルを取り付ける必要があります。
このlanケーブルはグラスファイバー素材で作られているため、折り曲げたり家具の下敷きになるとすぐに断線してしまう特徴があります。この断線を防ぐには「シールドカバー」と呼ばれるものを取り付けるのですが、「シールドカバー」は断線防止以外にも役立つ効果を持っています。「シールドカバー」の構造は銅線を網状に編んでいるカバーで、真ん中にある切り込みからlanケーブルに装着します。
家電量販店や通販サイトで1個500円で販売されているので手に入れやすいものです。もともとは先にも述べたように断線を防止するアイテムでしたが、今はそれ以外にノイズ防止としても使用されています。lanケーブルはテレビやステレオから発生する電磁波の影響を強く受けやすく、20Hz程度の電磁波でもノイズが発生して通信速度が急激に低下してしまいます。
それを防止するのに「シールドカバー」を取り付ければ、ノイズをシャットアウトして快適な通信を維持できます。なぜ「シールドカバー」が電磁波を防ぐのかというと、素材の銅が電磁波を通さない性質を持っているからです。断線を防ぐために作られたカバーの副産物ではあるものの、その効果は絶大であり昨今では断線防止と共にノイズ防止の両方を説明書きに記載して販売されています。実際よりも通信速度が遅いと感じる場合は、このカバーを取り付けると状態を良く出来る可能性があります。
Be First to Comment